時に,欲しいものがなくなり虚無故の解放から祈るのではなく,時に,歪んだ関わりの末を案じる保身から祈るのでもなくなって,聖書を久し振りに開けば変わらない神の言葉がそこに。神は変わりなくそして日常も変わっていなかった。朽ちるこそのみが普遍であらば老齢へと栄えゆく日々。
煙草を吸う量が増えては減り増えては減り,煙が天まで届かない様にとだけは祈る。ふしだらに不義を重ね,憶測も推測も実際も何もかもが露見してしまうのなら隷従するさ,望まれる方向に望まれたままで。
ようやくくしゃみと鼻水はましになり,外界の音も景色も風も再び知れるようになった。
そうして珈琲に砂糖を加えるのもやめてしまおう。ついでに,とも云うべきか,最もな核心とも云うべきか,欲にまみれた生活が活気溢るるものならば舞い戻る事さえも願い,しぼんだ佇まいが何やらかを廃するならば肉の化身を弄ぶ事も引き続き。
宙中が白く霞む中,何も思わず―思考と呼べるものは―,何も聴かず―騒音と呼ばれているもの以外は―,ただ幾ばくかの生の在り処を嗅ぎ取っては下を向くしかなかった。世界は白かったからだ。そして機械的に笑っているしかなかったからだ。だけれど白い世界と白濁した世界は違う事も知っている。
今更に白く混濁した世界が煌めいているとは云わないし,ましてやどす黒く曇っているとも云わないけれど,どちらにしろ憧憬からはすえた匂いがしてきて,吐瀉物に顔を背けるぐらいなら,嫌な事を嫌と明示した方が利口だ。
煙草を吸う量が増えては減り増えては減り,煙が天まで届かない様にとだけは祈る。ふしだらに不義を重ね,憶測も推測も実際も何もかもが露見してしまうのなら隷従するさ,望まれる方向に望まれたままで。
ようやくくしゃみと鼻水はましになり,外界の音も景色も風も再び知れるようになった。
そうして珈琲に砂糖を加えるのもやめてしまおう。ついでに,とも云うべきか,最もな核心とも云うべきか,欲にまみれた生活が活気溢るるものならば舞い戻る事さえも願い,しぼんだ佇まいが何やらかを廃するならば肉の化身を弄ぶ事も引き続き。
宙中が白く霞む中,何も思わず―思考と呼べるものは―,何も聴かず―騒音と呼ばれているもの以外は―,ただ幾ばくかの生の在り処を嗅ぎ取っては下を向くしかなかった。世界は白かったからだ。そして機械的に笑っているしかなかったからだ。だけれど白い世界と白濁した世界は違う事も知っている。
今更に白く混濁した世界が煌めいているとは云わないし,ましてやどす黒く曇っているとも云わないけれど,どちらにしろ憧憬からはすえた匂いがしてきて,吐瀉物に顔を背けるぐらいなら,嫌な事を嫌と明示した方が利口だ。