“ブルーの服に合わせるために髪を短くしたのは 夏のある午後 とても晴れてた”
ピチカートファイヴのサマータイム・サマータイムの歌詞通りではないけれど,
わたしが髪の毛を短くしたのは春のある午後。日差しが目に痛い程の春の日。
それから秋がきて,今も短いまま。
少年への憧憬を捨てきれず,メイクもあまりしなくなった。いや殆どしなくなった。
僅かにある胸の膨らみが時折憎く,サイズのあるブラはしなくなって,スポーツブラかノースリーブを身に付ける。
もっと品のない話をするとすれば……わたしは体中の毛を,頭髪部を除いた他の部分の体毛を削ぎ落としている。
そうしてTシャツとジーンズ(或いは短パン)とスニーカーの出で立ちで,かくれんぼをしたりどろけいをしたり,マリオ(DS)の対戦ゲームをしたり,キックボードで近所を回遊していたりする。
性に目覚めるまでの,人生のスパンで云えば短くも特殊な期間を過ごしている少年達,声変わりもしていない少年達の姿がとても眩しい。
そんな少年・少女達に混じって遊ぶ日々。
うん。分かっているよ。少し疲れているんだ。分かっているってば! 疲れさえも無い事にしようとしているのは。
だからスカイラインをもぎとって。空に架ける事を架空と云うならば,どこにでもある空は幻灯なのかもなあ。
現(うつつ)を虚ろに移ろえば,季節馴染めず,惨めな人影,只其処に。
真夜中に幡谷さんの曲を聴いて尋常ではないテンションになる。