2006年09月

* サマータイム・サマータイム *

th_060506_2149_001.jpg“ブルーの服に合わせるために
 髪を短くしたのは 夏のある午後  とても晴れてた”

ピチカートファイヴのサマータイム・サマータイムの歌詞通りではないけれど,
わたしが髪の毛を短くしたのは春のある午後。日差しが目に痛い程の春の日。
それから秋がきて,今も短いまま。

少年への憧憬を捨てきれず,メイクもあまりしなくなった。いや殆どしなくなった。
僅かにある胸の膨らみが時折憎く,サイズのあるブラはしなくなって,スポーツブラかノースリーブを身に付ける。
もっと品のない話をするとすれば……わたしは体中の毛を,頭髪部を除いた他の部分の体毛を削ぎ落としている。

そうしてTシャツとジーンズ(或いは短パン)とスニーカーの出で立ちで,かくれんぼをしたりどろけいをしたり,マリオ(DS)の対戦ゲームをしたり,キックボードで近所を回遊していたりする。
性に目覚めるまでの,人生のスパンで云えば短くも特殊な期間を過ごしている少年達,声変わりもしていない少年達の姿がとても眩しい。
そんな少年・少女達に混じって遊ぶ日々。

うん。分かっているよ。少し疲れているんだ。分かっているってば! 疲れさえも無い事にしようとしているのは。
だからスカイラインをもぎとって。空に架ける事を架空と云うならば,どこにでもある空は幻灯なのかもなあ。

現(うつつ)を虚ろに移ろえば,季節馴染めず,惨めな人影,只其処に。

* an engine stall *

急なヘアピンカーブ,惰性でスルー。

高校の時の友人とで,“創価学会”と“エホバの証人”について熱く語るはめになった。
「あーあ,西洋文化にかぶれちゃって」と云われたが,「じゃああんたは西洋の根本思想を知り尽くしてるのかよ」と返答。実は僕もそれについてはまだまだ勉強不足だったりする。

とある週末,とあるメンバーで集まり,呑む。
お酒が抜けてたちまち憂鬱になった事は云う迄もなし。酔いも夢も冷めて醒めるからこそ現が楽しいのかい?
「死んでますか?」と訊かれれば「はい,半分死んでます」と今は云える。
でも禁酒令だけは勘弁して下さい。本当に。お願いします。

そして今,フリッパーズ・ギターのGROOVE TUBEがBGMでかかっている(iPodをシャッフルにしてミキサーに接続)。
これだけで死にたくなるから不思議。

知らない事を知らないままにしておく事と,
知らない事を知ろうとする事はどちらが不幸なのかしら。

最近は,大抵,淫らな考えに没し,たまに猫を撫で,食べたり食べなかったりして,電話があればそわそわしている。
鋏を見つめてもそわそわしている。しかしながら類の異なったそわそわ感だけれど,ね。


200609071223.jpg真夜中に幡谷さんの曲を聴いて尋常ではないテンションになる。
幡谷さんと云えば,Serani Pojiのプロデューサー的立ち位置の顔も持っていたりする御方(今はどうか分かんない)。

それから四つ打ちものを聴き,『これじゃあ興奮して眠れないよ!』と思った数十分後に意識を失っていたのは確かだ。
音楽はそれ自身そしらぬ顔で大量殺戮をしてゆき,それをまた飽く事無く繰り返す。

「やっと笑えそうだっていう時に,判んなくなって、泣けない、笑えない…」
なんて感じで中村君の“永遠なるもの”歌詞一部そのまんまの日々です。
でも,大した苦痛でも苦悩でもない。泣く事も笑う事も忘れてしまっているから。

たとい惰性でスルーしたとしても,必ずや次のカーブがくる。
少年は……エンストを起こしつつも必死に生にぶらさがっているんだぜ。
生への欲動と死への衝動が激しい闘争を起こし,どこかのカーブで追突しちまうかも知れないけれど,な。
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